外資系企業への転職でありがちな失敗例を挙げてみた

外資系企業で働くと聞いて、次のようなイメージを持っている方はいませんか？

・世界を飛び回るグローバルな仕事でかっこいい
・年収もボーナスも高くてゆとりある暮らしを送れそう
・長い休暇を取りやすいからメリハリのある生活を送れる

国内の企業にはない魅力が外資系企業にあるのは紛れもない事実ですが、転職して失敗している方も少なからずいます。

外資系企業に転職できても、リサーチ不足で日本企業との違いに苦しむケースは意外と多いのです。

そこで、外資系企業への転職でありがちな失敗例を幾つか見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成果主義の評価が自分に合わなかった

固定給で比較してみると、外資系企業は日系企業よりも2割～3割程度給与が高くなります。

外資系コンサルティングファームや外資系金融など業界で違いはあるものの、外資系企業の平均年収は800万円以上が相場です。

日系企業よりも給与や年収が高いのは、自分の出した成果に合わせたインセンティブを貰えるのが大きな理由になっています。

この成果主義の評価が自分に合わないと、外資系企業への転職で失敗したと感じやすいので気を付けないといけません。

外資系企業では結果だけをシビアに見る傾向がありますので、下記のように年収がイマイチ上がらないケースは十分に考えられます。

①その年の実績に応じて自分の年収は大きく変動する
②いくら頑張っても目標を達成することができない
③結果が出ないと来年の給与や雇用が保障されない
④結果が出ないプレッシャーの中で激務を続ける必要がある

成果を出して這い上がれる方はいますが、挫折して再度外資系企業からの転職を試みる方も多いですよ。

 

 

英語力が不十分で仕事に支障が出た

「自分の英語力が不十分で仕事に支障が出ている」というのは、外資系企業への転職でありがちな失敗例です。

転職する際にTOEICのスコアが高く、外資系企業に採用されることは少なくありません。

しかし、どれだけTOEICで高得点を取っていても、実用的な英会話やコミュニケーションが取れないケースはあります。

英語力が低いことで、日々の仕事でどのような悪影響があるのか幾つか見ていきましょう。

・商談の英語が聞き取れなかったり話せなかったりして苦労する
・関係者と細かい意思疎通ができなくて高度な仕事の結果が出ない
・いつまで経っても出世やスキルアップができない

全ての外資系企業で、英語が公用語というわけではありません。

それでも、英語力が不十分なために、普段の業務で苦労したり一定以上のポジションに昇格できなかったりという弊害があると頭に入れておくべきです。

 

 

期待していたより長期休暇を取れなかった

外資系企業では毎年長期休暇（クリスマス休暇や夏休み）を長い日数取る方はいます。

長期休暇取得に、周りに白い目で見られたりという、そういったカルチャーがある外資系企業は少ないですし、当然のように1ヶ月くらい休暇を取る人もいます。

「ゆっくりとバケーションを取れるなんて最高じゃないか！」と、外資系企業に期待している方は多いのではないでしょうか。

しかし、全ての企業で必ずしも長期休暇を取れるわけではありません。

長い休みを取れるのは事実でも、日系企業と外資系企業では次の違いがあります。

・日系企業は同僚や上司にバックアップを頼んでリラックスできる
・外資系企業は長期休暇の間に仕事をオフにするのは自己責任

カスタマーサポートや、お客様の窓口のような部署でかつクレームに直結してくる部署などは、やはりどうしても難しいケースもあるかもしれません。

また、結果が出ていないのに、休みばかりとっていると当然評価は悪くなります。

外資系企業は、「長期休暇は取れるけど、あくまでやることをやったうえで」という業界だと心得ておいてください。

 

 

仕事の自由度が低かった

日系企業と外資系企業を比べてみると、仕事のやり方には次の違いがあります。

・日系企業は明確に業務内容が決まっていないため、フレキシブルに経験を積める
・外資系企業は良くも悪くも業務の範囲が決まっているため、仕事の自由度が低い

外資系企業は残業がなくてワークライフバランスがしっかりとしている印象がありますが、「想像以上に仕事の自由度が低い」と失敗するケースは少なくありません。

それに加えて、社内全体が良くも悪くもドライな風土だと理解しておいた方が良いでしょう。

 

 

外資系企業への転職を成功させるために押さえておきたいポイント

外資系企業への転職の失敗例を目にして、「本当に大丈夫なのかな？」と不安を抱えている方はいませんか？

日系企業とは異なる部分が多いものの、下記に該当する人には外資系企業が向いていますよ。

・結果を出すことへのプレッシャーに潰れずに執着できる
・環境の変化に対して柔軟に対応できる
・自分自身の力で実力やスキルを磨くことができる
・周囲のサポートがなくても自力でやっていく覚悟を持っている

以下では外資系企業への転職を成功させるために押さえておきたいポイントを幾つか紹介していますので、何をすれば良いのかチェックしておきましょう。

 

外資系企業の特徴をきちんと把握しておく

外資系企業への転職を成功させるには、日系企業とは異なる特徴をきちんと把握しておくのが大事です。

「風土」「条件」「仕事内容」など、日系企業との様々な違いを事前に押さえておけば、「やっぱり転職しなければ良かった・・・」という失敗を未然に防ぐことができます。

会社によって多少の違いはありますが、外資系企業の大まかな特徴を見ていきましょう。

・評価が成果主義で、売上や目標達成率といった結果を出せないと年収が大きくアップしない
・上下関係や組織がフランクで、若くても成果に応じた報酬を得られる
・プレゼンや電話会議、同僚との会話など公用語が英語の会社がある
・残業が少ない（残業ありきスケジュール管理が通用しなくなる）
・人の入れ替わりが激しい（コミュニケーション力が重視される）
・先輩社員が仕事の進め方を教えてくれる文化はなく、自分から積極的に動くことが求められる

「日系企業とは別の会社なんだ」と押さえておけば、入社してからのギャップに苦しむことはありません。

 

 

転職前のリサーチを徹底する

自分に合った働き先を見つけるには、転職前のリサーチを徹底すべきです。

転職の成功や失敗は、情報収集によって決まると言っても過言ではありません。

外資系企業への転職でリサーチしておきたい部分は次の3つです。

・外資系全体の市場の情勢
・採用活動が活発な業界
・採用プロセスにかかる期間

もちろん、外資系企業と一口に言っても「戦略系コンサルティングファーム」「会計コンサルティングファーム」「外資系金融」「消費財メーカー」「外資系ITメーカー」と様々な種類がありますので、自分がどの業種や職種を目指したいのか明確にしておきましょう。

 

 

人脈を作って情報収集をする

ネット上で手に入れられる情報だけではなく、人脈を作って情報収集をするのも外資系企業への転職で欠かせないポイントです。

効果的な人脈を築くために、何をすれば良いのか幾つか挙げてみます。

・過去に外資系企業で働いたことのある上司や同僚に話を聞く
・自分の仕事に関連するイベントやセミナーに参加する

あなたの転職活動を手助けしてくれそうな人を探し、情報を仕入れて失敗を未然に防ぎましょう。

 

 

転職支援サービスを利用する

外資系企業への転職を成功させる上で、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスの利用は欠かせません。

一人で転職活動をするよりも、転職支援サービスを使った方が遥かに成功率は高くなりますね。

しかし、転職エージェントによっては外資系企業の求人を全く取り扱っていないところもありますので、BIZREACH（ビズリーチ）の利用がおすすめです。

BIZREACH（ビズリーチ）は選ばれた人だけのハイクラスな転職支援サービスで、他の転職エージェントとは違う強みや魅力をまとめてみました。

・登録した後にリクルーターや企業のリクルーター、ヘッドハンターからのスカウトを待って転職するシステム
・グローバル規模で活躍できる語学力を持つ人や経営幹部などのプロフェッショナル向けで、年収1,000万円を超える求人が3分の1以上
・大手エージェントで経験を積んだリクルーターが多く、あなたの希望に合うスカウト案件を掲示してくれる
・自力では調べられない企業の内情に詳しい（企業と独特のパイプを持っている）

「自分には全くスカウトが来ないのでは・・・」と不安を抱えている方はいますが、アピールできるスキルや経験を持っていれば大丈夫です。

その証拠として、BIZREACH（ビズリーチ）では8割以上の転職成功者がスカウトへの返信をきっかけに転職しています。

外資系企業の求人も豊富に保有していますので、是非一度BIZREACH（ビズリーチ）のサポートを受けてみてください。

転職してからの覚悟を持つ

幾つかのポイントを押さえていれば外資系企業への転職を成功させられますが、最終的には実際に入社してみないと分かりません。

転職してからの不安や想定以上のギャップもありますので、外資系企業で働く覚悟を持つことも大事です。

転職は人によりけりで正解不正解はありませんので、自分で納得した上で入社して努力して実績を積み重ねていきましょう。

 

まとめ

以上のように、外資系企業への転職の失敗例についてお分かり頂けたのではないでしょうか。

日系企業とは異なる部分が幾つもありますが、「外資系企業の特徴を把握する」「リサーチや情報収集を怠らない」「転職支援サービスを利用する」といった点に気を配っていれば成功できます。

外資系企業に対して変に恐れる必要はありませんので、自分の納得のいく形で転職にチャレンジしてみてください。