第二新卒や外資系企業での経験がない(英語でのビジネス経験がない)人々でも、外資系企業へのポテンシャル採用枠を狙っていく戦略も考えられる。
ここでは、ポテンシャル採用に該当する人々について書いてみた。
ポテンシャル採用とは何か?
一般的に多く採用が見られるポテンシャル採用に該当する人材は、以下のような候補者だ:
-外資系やグローバル企業での就業経験がない(英語での実務経験がない)
-異分野/異業種からの転職
-その企業が求めるポジションに近いスキルを持っている
-第二新卒
※主に30代前半くらいまでのケースが多い
一般的に、ポテンシャル採用とは、現在持ち合わせたスキルがないが、近い将来ものすごく成長するだろうと思われる人材だったり、その企業にマッチしそうな人材と見受けられるとポテンシャル採用をしてもらえること。また、人材が見つけにくい特殊分野のエンジニアやITのプログラマーなどでピンポイントに人材がいないため、限りなく近い人材を探しその職務が遂行できるべく育てていくようなケースも、ある意味ポテンシャル採用と言える。
これらの人材に共通するのはそのポジションに関して「未経験」であるということだ。
では、このような未経験の人々がどのような特徴があれば、ポテンシャル採用にいたるのだろうか?
1.向上心が高い
2.目標達成に向け真摯に努力する
3.コミュニケーション能力が高い/行動力が高い
4.日系企業での優れた成功実績がある
これらの人材は、外資系を志す人材に共通した性格でもあり、特に英語での業務経験や、外資系企業での経験がなくても非常に重要視されるソフトスキルである。
また、これ以外にもその外資系のビジネスにとって何かメリットになる要素があると採用されるケールもある。
例えば、スタートアップ企業で、日本のドメスティックなマーケットに入り込むために、営業として同分野で大口顧客を担当していた営業マンなどが戦略的に採用されるケースもある。
ポテンシャル採用を積極的に行っている企業はどのような企業か?
基本的に外資系企業は即戦力が求められるが、一部の外資系のスタートアップ企業などではポテンシャル採用をする傾向にある。
なぜかと言うと、日本進出してきたばかりの外資系企業は、まだ採算が取れるかどうかもわからない日本j市場でコストを節減しなければいけない。
しかしながら、日本という国は人材コストがとにかく高いのだ。
東京で戦略のスペシャリストや営業のスペシャリストを雇うには膨大なコストがかかる。
最低の賃金でも約400万円のコストがかかる。アジアでも中国や韓国に比べると2倍近くになるというデータもあるほどだ。
よって、そのような企業は即戦力が欲しいものの、安くて近い将来大活躍してくれそうな人材を探すのだ。
この、スキマこそが、外資系企業での経験がない候補者が狙っていける部分である。
そのほかにも、日本に根付いた外資系の製造業系の企業は、比較的ジュニアな候補者を探し、育てるという企業も昨今では出てきている傾向だ。