外資系企業についてよくある質問(FAQ)|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

外資系企業についてよくある質問(FAQ)についてまとめました。

日本では、外資系やグローバル企業についての情報源が少なく、ネガティブな情報が一人歩きしていることもあります。私から見ると、日系企業も外資系企業も一長一短あるので、それぞれの志向にあった方を選ぶのが一番だと思っています。ここではよく私自身が聞かれることや、巷で噂になっているようなことをFAQとしてまとめました。参考になればと思います。

FAQよくある質問

Q1「高学歴でないと外資系企業への入社は難しいのでしょうか?」

A.

そのようなことはありません。

外資系やグローバル企業は、基本的に成果を重視します。
もちろんどの分野でBA(学士)取っているかなど一応見られますが、基本的には成果が上げれる人であれば学歴は関係ありません。
ただし、金融系や経営コンサルティング会社大手は例外として学歴でスクリーニングを行っている企業もあります。

もし、あなたが新卒や第二新卒で、外資系への就職を考えているのであれば、最初から
比較的規模が小さく、日本では知名度も低い外資系企業からスタートすることが比較的可能です。
20代のうちはポテンシャル採用があるからです。その他にも、大企業でもポテンシャル採用を行う有名企業も多くあります。
まずは情報収集をきちんとしたエージェントやジョブボードで行い、正しい情報のもと就職活動を進めましょう。

 

 

Q2「外資系企業は成果に対して非常にシビアな印象があります。入社してパフォーマンスが悪いとすぐにクビになる会社もあるというのは本当ですか?」

A.
中にはそのようなシビアな会社もあることは事実です。
しかしながら比較的日本に根付いている有名グローバル企業であればそこまで極端な例はありません。
今はインターネット上にたくさん評判サイトがあるので、「企業名 評判」のようなキーワードで気になる企業の情報を検索してみましょう。
完全に信ぴょう性のあるサイトは特定できませんが、複数のサイトを見ている中で大体の傾向が分かります。

 

 

Q3「外資系やグローバル企業に一度転職してしまうと日系企業に戻れなくなるという噂を聞きますが、本当でしょうか?」

A.
そのようなことはありません。

戻らないという選択をする人はいると思いますが、意図しているのに戻れなくなるということはないと思います。
どちらかというと、外資系企業では明確に利益を追求していく姿勢がカルチャーとしてあります。
また、個人のパフォーマンスに対する成果給(インセンティブ制度)が高いところもあるので、そのような環境が自分に合っていて、思うように結果を出して稼いでいる人が日系には戻らない傾向はあると思います。
また、日系企業でも外資系企業でバリバリ国際的に働いている人を評価することは大いにあるので、戻れないということはありません。(超大手日系企業でもグローバル人材が不足しているため、外資系で働いてきた人をピンポイントで探しているケースもよくあります。)

外資系企業についてよくある質問

Q4.「外資系企業では即戦力が求められると言いますが、試用期間などはないのでしょうか?」

A.
もちろん即戦力は求められますが、当然その会社の理念やカルチャー、ビジネスの方向性を理解する必要があるので、通常は試用期間があります。

試用期間は、短いところで3か月、長いところで6か月です。特にフロント(営業など)のポジションはKPIがあり、そのKPIに沿って1人1人に最大限の成果を出してもらうことが目的ですから、トレーニング制度が非常に充実している企業も多くあります。

 

 

Q5.「外資系企業の人は残業しないと言いますが本当ですか?」

A.完全に残業がないとは当然言えませんが、ワークライフバランスが良い企業が多いです。
基本的にカルチャーとして「仕事を早く終わらせて、プライベートも充実させよう」という人が多いからです。また、欧米企業ではPaid leave(有給)は基本的に消化することが当たり前です。

夏休みや、年末(Christmas holiday)に2~3週間の大型連休を取る人もざらにいます。

 

 

 

Q6.「自分が外資系企業に合っているかどうかはどのように見極めることができますか?」

A.まずよく外資系に勤めている人々は、以下のいずれかの考え方を持っている人が多いです。

①グローバル企業で英語を使って働きたい

②成果がきちんと給料に反映してくれるところで働きたい

①は、自分自身が海外への憧れがあったり、幼いころに留学経験があるという人が多いですし、②に関しては、個人でバリバリ結果を出したいという人が多い傾向です。

自分が個人プレーが向いているか団体戦が得意かというのは、学生の頃を振り返ってみて、一人で実験をすること好きだったのか、団体戦のようなチームワークが好きだったか、あるいはどのようなスポーツをやっていたのか(個人戦か団体戦か)という傾向を振り返るのが良いかもしれません。

これは、キャリア後半のスペシャリストを目指すのか、マネージャーを目指すのかということにもつながってくるので、自己分析をしておきましょう。

個人で結果を出して成果連動の給料をもらいたいいう人は外資系やグローバル企業。チームワークで成果を上げるのが得意な人は場合によっては日系企業があっているかもしれません。どちらも一長一短あるので、「やってみないと分からない」という人は若年期に両方経験をして、どちらが自分にあっているのかというのは見極めることはできます。