外資系企業の面接の現場で落とされてしまうのは本当に自分の能力のせい?|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

 

 

外資系企業の面接フィードバック

なぜあの企業の面接に落ちてしまったのか、ということを考えて、悲観的になってしまう人がいる。

自分の能力を否定されたかのように感じる人もいるようだが、実際にはすべてがそうとは言い切れない。

外資系企業の採用の現場で、人事担当者がこのようにぼやいているのを耳にしたことがある。

某外資系企業採用担当者Aさん:

「お断りをしたのに、細かいフィードバックをくれという人がたまにいるんです。
こちらとしては、なぜお断りしたかと言うとほかの採用者のほうがこのポジションにマッチしていた、としか言いようがないのです。
それを、どこが具体的にだめだったか、と言われても、細かくは答えようがないんですよね。」




私たちは、面接を受けている時点では、おそらく、自分しかいないので、どのような人間が自分のほかに受けているか分からない。

だから、面接で次のステップに進めなくなったときに、自分のどこが悪かったのだろう?とか
どこを失敗したのだろう?と要因はすべて自分にあると思ってしまうのだと思う。
でも真実は、そのポジションに関しては他の候補者に劣っていたのだ。
「そのポジション関しては」、」ということを念頭においておこう。

年齢、チームメンバーなどの環境(性別含む)、あるいはそのポジションに関してのバジェット(人事予算)、などもあるかもしれない。

だから、最終的にすべてが自分の能力が及ばなかったからとは言い切れない。悲観的になることなど一切ないと思う。

面接はやはり場慣れもあるので、最初のうちは完璧な面接などできないだろう。しかし、それも場をこなせば徐々に伝えたいことを伝えれるようになってくる。

 

ただし、採用を掴み取るためにできる限りの準備はしなければいけない。
ここでする準備とは、

1.職務経歴書、英文履歴書などを万全の状態にする

2.企業の情報収集

3.面接の準備

大事なことは、やれることをすべてやることだと思う。

よくアスリートや経営者が成功した要因はなんですか?と聞かれたときに

「私は運がよかっただけです。」
と答える人がよくいるのをご存知だろうか。
この人にとっての「運」とは、すべてやれることをやったうえで、の「運」だ。

運は自分ではコントロールできない外部環境のことだ。アスリートにとっては当日の天候だったり、経営者にとっては、その時代だったり、事業を進出するタイミングだったりするだろう。

自分でコントロールできる部分の努力はすべてやったうえで、運を語ることができる。
やることをやっていなければ「運」をつかみとるステージまでいかないのだ。
彼らは最善を尽くしている。
雨の日も風の日も、とにかく1日1日やるべきことを認識して、たんたんとこなしているかのように見える。

やることをすべてやっていれば、悔いが残ることはない。そのうえで、今回のポジションに関しては、他の候補者が勝っていたのであれば、仕方がないか、と楽観的な面も必要である。




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