自分自身の価値観を見極めることが転職では大切|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

あなた自身の価値観を転職前に見極める

外資系への転職に限らず、就活一般に言えることは、まず自分自身の価値観を見極めることだ。

仕事とは自己実現の場だとすると、自分が仕事を通して何を実現したいのか、を明らかにしなければいけない。そのうえで、その自己実現を達成するためのキャリアパスを選ぶ必要がある。そのためには自分自身の価値観を知ることが必要不可欠になる。

かのドラッカーも若いころに「あたかも順調に仕事をやっていたかのようだったか、自分の価値観と違ったため仕事をやめたことがある。」といっているまた、「価値観より優先するものはない。」と言っている。また、7つの習慣を書いたスティーブン・コヴィーは価値観に基づいた日々の行動計画を立てるよう推奨している。

それほど、自分の中での価値観と言うのは根深く、日々やっている仕事や働いている職場が自分の価値観とあっていないとストレスを抱えることになる。

価値観とは何か?

それでは、そもそも価値観とはいったいなんだろうか?

価値観(かちかん、英:sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。”

(Wikipediaより抜粋)

あなた自信がどのような価値に重きを置くか、ということになる。例えば、外資系に転職を考えている人などは、「グローバルに活躍する」とういことが第一の価値観かもしれない。あるいは、サポート業務が好きな人は、「誰かを支えること」が喜びなのかもしれない。また、ホスピタリティ系の業界にいる人は、「人をもてなしたい」というおもてなし精神を発揮したいという人も日本には多いだろう。

大切なことは、自分の価値観と仕事が重ね合わさるようなところを見つけることだ。




価値観を見極める方法は?

幼少期のころの体験を振り返る

価値観は若年のころはまだ漠然としていることが多いか、気づいていないことが多い。自分自身の価値観は子供のころの体験(原体験)にもとづいて形成されていることがほとんどだ。

ある画家のひとりで、すごく緻密な細密画を描くアーティストがいる。その人は、子供のころによく河原で遊んでいて、小さい生物を見つけることがすごく面白くてその体験が大人になっても鮮明に残っているそうだ。世界的に有名な宮崎駿元監督も、子供のころの原体験が自然の中でよく遊んだことだったと、著書で話している。

 

自分が若年期に衝撃を受けたことを洗い出す

幼少期を振り返るだけでなく、18歳くらいまでの出来事をすべて振り返ってみると、多感な時期に影響を受けた出来事や衝撃を受けたことなどが思い返される。

それらの体験の延長線で、今も行っていることや、いまだにそのころから疑問に感じていることなどを言葉にしてみよう。

 

外資系で働いている人の話を聞くと、どこかに自分が幼いころに海外にあこがれたような経験がある人が多い。あるいは、両親の仕事の都合で海外に住んだことがあり、そのとき異文化に触れたことがきっかけという人などもいる。

しかしながら、あなたが外資系企業に転職を考えていたとしても、もしかすると自分の価値観と照らし合わせると日系企業でもじつは良い、ということがあるかもしれない。

自分の価値観を一度洗い出してみよう。



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