社内での自分自身のイメージは知らぬところで人々の中で形成され、気づかないうちに取り返しのつかないことになることがある。
じつはイメージは、仕事の様子だけでなく、自分自身の日々の身なりや服装、机の上の様子に表れていると見られることが多いのだ。
今回は、会社に見られている意外な部分を取上げてみたので、自分自身のイメージを管理するように心がけていけるようにしてもらいたい。
1.服装
服装は、営業であれば、スーツを着るのが一般的だが、エンジニアやバックオフィスの人々はカジュアルでOKだという企業も多い。
服装には人が表れるというとおり、カジュアルOKだからといって、ここぞとばかりに自分の個性を満開にする服装で現れる人がいる。しかし、そのような人に限って趣味が悪いのだ。私服OKだからといっても、ビジネスカジュアルくらいの綺麗な格好を心がけよう。私が実際に出会った外資系企業のマネジメント職の人々は、上品な格好をしている人こそいれど、一部の人にしかうけない格好をしている人はいない。スーツであっても、あまり派手なチーフ、身近いスカートなどは避けておいたほうが無難だろう。
2.机の上
机の上を、それを誇らしく思っているかのようにひとつの書類も残さずきれいに整頓している人がいる。
しかし、本当に仕事に没頭している人が、机をそこまできれいな状態にしておけるだろうか?きれいな机を見た人の反応は、こうだ「この人暇そうだな」。
また、仕事の上がちらばっていない人は、真に仕事のマネジメントができない人だ、と言う人もいるように、きれい過ぎる机には疑問が残る。
理想は、日中はある程度ちらばっていて問題ないだろう。逆に散らかりすぎているのも自己管理のできない人というイメージを残してしまう。
また、Googleで働いているのであれば別かもしれないが、必要以上に自分の私物を置くのや辞めておいたほうが賢明だ。よくあるのが、キャラクターグッズ、ステッカーなどに囲まれているデスクだ。
それは自己表現の一種なのだろうが、他の人にとって、それはあなたの精神年齢レベルを判断する材料に過ぎない。
ちょっとした観葉植物くらいは問題ないかもしれないが、過度の自己表現は避けておこう。
3.有給の取り方
有給の取り方は、半年や半年に一回大型連休を取るような形が望ましい。
あまり頻繁に取っていると、またいないのかというイメージダウンに繋がる。もちろん、企業のカルチャーにもよるが、一般的には、日系に近い外資系企業では、1週間から10日前後、外資系企業では、最大2週間くらいの大型連休を有給で取得しても問題ないだろう。
4.付き合う人々
付き合う人々は、意外と会社の人は見ている。特に、常に同じ人と行動しているとありもしな噂がたったりする。私が知っている例では、ある仲の良い男女がいつも行動をしているのを見て、あの2人は不倫関係にあるという噂が立ったようなケースなどいくらでもある。人は噂が好きなのだ。
できれば、特定の人と仲良くなり、行動をするのは、仕事が終わってからなどにしよう。また、社内のメールなどは、基本的に情報システムの人が全て見れないものはない、と思っておいたほうが良い。
5.社内恋愛
職場で恋愛をしていることは、会社に伝える必要はない。万が一あったとしたら、それは自分の上司ひとりにとどめておこう。
また、そのタイミングも、付き合い始めたときではなく、何か大事な決定があるときにしておこう。例えば相手と同じ部署では働きにくいので異動してもらいたい。決行を決めた、などのタイミング。
自分自身のイメージは、仕事ができるできないという以外の理由で定着しているケースが意外と多いのだ。
会社に干渉されない部分だからといって、なんでもアリかと言うとそうではない。しっかりと自分に思い当たる部分がないか考えてみよう。