英語学習などでモチベーションを維持する秘訣|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

モチベーション維持の秘訣

学生ならともかく、社会人として働きながら自分のスキルを磨き続けるのは至難の技である。

ここでは、英語を習得する、資格を取得するなど自分の目標を達成するためのコツを挙げてみた。

目標を可能な限り数値化する

外資系の企業ではKPI(重要成果指標)の達成度によって、評価が変わってくるように、すべての努力を数値化することは非常に大切だ。また、ビジネスにおいても数値化できないことはビジネスにならない、という言葉もあるように数値で管理することは非常に大切だ。

どのような目標でも「いつまでに、何を、どれくらい」という目標を具体的に数値化しておこう。

例えば現状TOEICのスコアが700点の人が、「2年後に、TOEICのスコアを900点にする」という目標を立てたとする。

その場合:

  • 半年後に750点
  • 1年後に800点
  • 1年半後に850点
  • 2年後に900点

というより数値化された中間目標も立てておこう。

これにより、いきなり900点という目標を目指すのではなく、細かく砕いた目標を達成することにより、経過が分かるようになる。




 

自分のやっていることの経過が分かるようにする

モチベーションを保つ秘訣は、自分が今、目標に向けてどの程度進んでいるか、継続してきた過程を見ることが有効だ。

この方法は、ダイエットなどでも少し前に岡田斗司夫さんの「レコーディングダイエット」というものが流行ったが、そこでも紹介されている方法だ。

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この方法が有効なのは、自分の現在の位置と、あとどれくらいで到達するかが明確に分かるからだ。かつメモ程度の簡単なもので十分だからだ。

前述のTOEICスコアを200点上げるという目標を立てた場合、1000時間の勉強を目標設定したとすると、毎日どの程度勉強したが記録し、1000時間までの経過を知るようにしておこう。

私がこれまでに見てきたいわゆる努力家と呼ばれる人々は、向上心が強く「まだまだ足りない」という意識が高い人が多かった気がする。この方法で、具体的な現実を見て、現状と向き合い、それを乗り越えていく強さを持つことができるようになる。

 

自分が続けられることを習慣化する

仮に、1,000時間、英語を学習するという目標を立てた場合に、いきなり働きながら1日2時間はハードルが高いかもしれない。

その場合は、より細かい単位で、かつ得意なことをやるようにしよう。いきなり仕事をしながら1日2時間というのが非現実的なのであれば、まずは1日30分を通勤時間の中で確保するといった具合である。

また、朝型の人であればアウトプットは朝方にするようにして、インプットは夜にする、など自分が続く方法を模索しよう。苦手なことを精神論でやらないようにしよう。そのような方法はじわじわとモチベーションを低下させ、結局辞めてしまうことは時間の問題だ。

 

同じ目標を持っている人を探す

いつの時代も、どんなジャンルにおいても、抜きん出て結果を出す人の周りには、優秀なライバルがいる。

もし、あなた一人でモチベーションを保つことができそうにない場合、そのような人々がいる場所に身を置こう。(スクールや、学習サークルなど)心理学で「代理効果」と呼ばれるものがある。

これは、同じ目標を持っている他人が達成している過程を見ることで、自分もあたかも達成したかのような気持ちになりモチベーションがあがるという仕組みだ。

 

私の知っている外資系企業のCFOは、関連分野の資格でじつに15個の資格を持っている人だった。その人は資格を取るたびにその達成感を味わうことが快感だという。では資格を取る秘訣を教えてくださいといったところ、上述した項目に近い答えが返ってきた。

大切なことは精神論に走らないこと、苦手なことを続けないこと。現状を把握して、まずは得意なことや続くことを少しずつ初めて習慣化していくことをおすすめしたい。

 



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