会社からの評価を下げてしまう知られざる3つの行動|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

評価を下げる行動

なんとなく日ごろ無意識でやってしまっている行動が、じつはあなたの社内評価を下げる致命的な原因となってしまっていることがある。

ここではよくやってしまいがちな3つの評価を下げる行動を紹介しよう。

1.上司に対抗する

転職理由に常に上位にランクインしてくる理由が「上司との関係悪化」だ。それくらい、上司とのリレーションがうまく取れる人間はいないと言ってよい。

うまくいかない理由は、上司だからあなたに何かをしてくれるだろうという期待をしてしまうからだ。人間的に器が大きく、部下に対しての指示も的確ですばらしい人格を備えた上司など、1万人に1人の世界だ。

通常、中間管理職には、さらにその上に上司がいる。彼らは、その上司からの要求があるということを理解しなければいけない。どんなに無能で性格に問題のある上司であれ、現段階で会社にとっては価値があり、あなたはその彼のもとで働いている限りその上司からの評価を受けるのだ。

まずは、彼/彼女が何を求めているのか、どのような期待を部下にしているのかを見極めよう。そして、そのとおり、実行して期待以上の働きをまずは見せなければいけない。そこで初めて信頼が生まれ、発言権を手に入れる。あなたが上司になったときに、結果も出さず、一方的に要求ばかりつきつけてくる部下を高く評価したいと思うだろうか。

また、いくらオープンな社風、フラットな組織だと表向きには詠っている組織だとしても、どこかにあなたの上司はいる。そして、その上司は、あなたを公にはせずとも、潜在意識の中であなたを評価しているのだ。




 

2.会社の考え方に対して否定的な意見を言う

会社に対して、ネガティブな意見をするというのは、その会社を早く辞めたいと言っているようなものだ。なのに、世の中には、大勢の人が会社が何かをしてくれると期待しているのか、永遠と会社の愚痴をこぼし、働き続ける人がいる。本当に会社に相当な不満を持っているなら、早く転職活動をしたほうが良い。

特に外資系の会社は、否定的な意見や思想を持つ人を危険因子として見る。それに対して建設的な考えを持っているならまだしも、個人的なストレスを周囲に放し続けるような人を会社は排除したいと思うのは当然だ。

Facebookなどで否定的な意見を投稿し、それに賛同する人がいないときの炎上するスピードを見たことがあるだろうか。これに象徴されるように、否定的な意見や感情と言うのは、たちまち社内で広まる。

また、1人の否定的な感情を持った社員がいることで、その部署全体にも影響を与え、チームとして機能しなくなってしまうこともめずらしくない。

それほど、ネガティブなエネルギーは伝染力があるのだ。

もしあなたが会社に対して継続的に大きな不満を抱えているなら、その根本的な原因を考えてみよう。それは今にはじまったことだろうか?それとも、そもそもの個人的な価値観と合わないことが問題だろうか?

 

3.トラブルを人事部に相談する

じつは人事部と言うのは、あなたや従業員を守るためにあるのではない。会社を守るために存在する部なのだ。まずはこれをよく覚えておこう。

例えば、あなたの上司がパワハラあるいはセクハラをしているから人事部に相談するとしよう。人事部は、表面的にはあなたの話を聞いているような顔をするだろう、しかしその解決策としてその上司に相談が行く可能性が高い。あなたと上司の関係をさらに悪化する関係に追い込むことになるのだ。

ここで、明らかにしておかないといけないことは、人事部は会社を守るために、できるだけ穏便に済ませたいということだ。訴訟問題などもってのほかだ。

人事部とのやり取りは基本的に住所変更の手続きや、会社をよりよくするための意見(前向きな意見のみ)を提出するときだけだと認識しておこう。

もしあなたが人間関係のトラブルで誰かに相談したい場合、相談すべきは以下のような第三者機関である。また、同じような被害に合っている人が複数人いる場合もまずは、第三者機関に相談したうえで、対応を考えよう。

厚生労働省が運営している「働く人のメンタルヘルスポータルサイト心の耳」

 

紹介した3つの行動は、私自身見てきた中で特に、これらを行ったことで自分自身を追い込むことになる行動だ。もちろん理不尽な仕打ちを上司から受けていることなどを我慢し続けることはないだろう、しかし会社にとって不利益な行動は、会社全体として阻止する動きがかかるようになるため、その際には慎重な行動を心がけなければいけない。

 



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