外資系への転職動機2「得意なことを突き詰めたい」「給料が高い」|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

外資系への転職動機2

3.何かのスペシャリストになりたい。

さて、3つ目の動機は、「自分の得意分野や専門分野」を突き詰めたいという動機だ。

日系大手企業でよくあることは、ジョブローテーションといって、いろんな部署を回り、これは日系特有の長く会社に勤める前提のもと、さまざまな部署を経験させるというものである。これに対して、外資系は自分自身の専門分野を突き詰めていかないとマーケットで生き残ることはできない。逆に言うと、外資系の転職市場ではジェネラリスト(何でもそれなりにできる)というのは何もできないということ同然だ。気づくと、日系企業でゆで蛙になっているということはよくある。そうなったらもう身動きがとれない。

外資系の転職市場では、この人は「○○のスペシャリストという肩書きがある。」それぞれが専門分野で責任を果たし、結果組織として機能する。それゆえ、1つの職能を伸ばしていくのが一般的なのだ。

日系企業はチームワークを重視する。誰が抜けても良いような状態にするということだ。つまり、企業の存続を第一に考えているということだ。あるデータによると、50年以上存続している企業の過半数は日系企業だというデータもあるほどだ。
これに対して、外資系企業は個人に重点を置いている。個人がどのようにすれば最高のパフォーマンスを発揮できるかということに
重きを置いている。どちらも一長一短だが、まずはあなたの価値観をはっきりさせておく必要がある。




4.給料が高い

外資系企業では一般的に給料が高い。海外展開している企業などでは他拠点のビジネスが好調ということもあり、給与水準が日系と比較すると高い。また、自分の専門分野で経験を積み、スキルを伸ばすとさらにマーケットバリュー(自分自身の価値)が上がりやすい。特に金融分野では、20代でバリバリ働いて稼いでやろうという野心的な人物も多い。業界や職種別の給料は、外資系のエージェントの給与調査などがホームページにあるのでそれを除いてみると良い。今の自分の給料との差に愕然とする人も多いことだろう。

また、タイトル(肩書き)が管理職になるとそれに応じて給料も上がるのが一般的である。しかし当然、管理する人の数などによって代わるが、その分忙しくなる。

給料が高い人=成果が出せる人(出した実績のある人) である。 成果が出せるかどうかの評価は、実績による。

 

以上のような理由で、外資系に転職する人の主な動機だ。きっかけはまた様々あると思う。

私の個人的なきっかけは日系企業の働き方が合わなかったからだ。

ジェネラリストを作るということが果たして、自分にとってためになるのかよく考えてみてほしい。「経理もできるけど、人事もできる、営業も少しやった」というような人に他の企業が魅力を感じるだろうか。あるいは、その人が、その大企業の看板がなくなったときに、どのような道を進むことができるのだろうか。どれほどの転職の選択肢はあるのだろうか。

それよりも、個人を尊重し、最高のパフォーマンスを出すためにはどうすればよいか、と考える外資系企業のほうが合っていた。よく言われる欧米の”個人主義”とは、ネガテイブなイメージで使われることも多いが、このように個人を尊重するという意味があるのだ。

自分のタスクに集中して、成果を挙げたかったのだ。

ドラッカー曰く、「仕事の醍醐味は成果をあげることだ。」ということをこのページの最後の言葉としたい。

 

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