直接応募で採用確立がぐんと上がる方法|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

採用確立を上げる方法

採用選考では、エージェントなどを使って間接的に応募するメリットもあるが、あなたが行きたい企業がピンポイントで決まっているのであれば、直接応募することも有効だ。また、ビジネスで口コミからの購入確率が高いように、採用の現場においても知り合いのつてで紹介された場合のほうが採用される確率は格段に高い。ちょっとした裏技的なアプローチをまとめてみた。

1、リクルーターに直接コンタクトする

バリー・クワックという元グーグルの採用担当者によると、人気企業の求人案件が(ジョブボードなどの)他のサイトに掲載されていても、そこから応募する必要はないと言う。むしろそこにリクルーターの情報が記載されているのであれば、直接そのリクルーターにレジュメを送ってみろというのだ。

なぜかと言うと、人気外資系企業のリクルーターはとにかく忙しく、すべてのレジュメに目を通せず、目立った書類だけピックアップして面接をしているため、かなり断片的にスクリーニングをしてレジュメを選んでいるからだ。(企業によっては、採用ポジションに関連するキーワードがレジュメ内に含まれているかどうかだけで最初のスクリーニングを行う企業もあるくらいだ。)

メールを直接送るという行為は、目立つだけでなく、直接応募して熱意もアピールできる方法である。

2、行きたい会社に知り合いがいないか聞いてみる

もし、あなたの周りに行きたい会社で勤めている、あるいは勤めている人間を知っているという人がいればそれほどラッキーなことはない。Facebookなどで退職したことや、希望の会社があることなどを周知してみよう。そして、もし行きたい企業や業界に誰か知っている人がいれば、採用担当者や関連部署の人を紹介してもらえないか聞いてみよう。知り合いからの紹介は、必然と、その他の応募の山と比べると優先順位が高くなる。並んでいた列をスキップすることができる方法だ。




3、採用ポジションの人とのカジュアルミーティング

もし、あなたに気になるポジションがあるが、応募を迷っているというのであれば、

採用ポジションに近い人とのカジュアルミーティングを設定してもらおう。これは通常、エージェントやリクルーターを通して設定してもらうことが可能だ。これをやることにより、ポジションの役割がクリアになるだけでなく、良い印象を残すことができれば、実際の選考の際に有利になることもある。

また、実際のミーティングの際には、彼らも貴重な時間を割いてくれることになるので、あらかじめ簡潔な質問を用意しておくことで、だらだらと時間を取らなくてもすむ。

4、OB訪問

出身大学のOBのネットワークもひとつの知り合いという形である。

もし、あなたがまだ学生であれば、大学の職業相談室に希望する企業に就職しているOBがいるか尋ねてみよう。

OBがそれなりのポジションの人で、採用に関しても意見できるような人がいるかもしれない。自分の母校から訪ねてくる人を嫌がるOBは聞いたことがないし、そのような親近感から実際のその企業の風土やカルチャーについて細かく教えてくれるだろう。

 

5、ソーシャルネットワーキング

SNSで交流している中で企業の人々と直接交流をしたり、思いがけない繋がりの中で良いポジションに誘いをうけることもある。日本は少しSNSの事情は特殊であるが、それでもやっておくに越したことはない。

LinkedIn

-グローバル人材とのネットワーキングや外資系企業のリクルーターとの繋がりを作りたいなら、LinkedInに登録してみよう。まだまだ日本人の登録者は世界的に見ると少ないが、そこには、多くの外資系人材が登録している。求人自体もLinkedIn上に掲載されているし、リクルーターに直接コンタクトすることも可能だ。※ちなみに企業はLinkedInの有料メニューを使って求人を掲載したりスカウトができる仕組みになっている

Facebook

-日本ではむしろLinkedInよりFacebookをビジネスユースとして使われている。Facebookのコミュニティのトピックで意見交換をしたり、企業のフォローページなどで発言をすることにより他社と交流することもできるので、色々と試してみよう。

Twitter

-Twitterは気軽さゆえ、比較的まめに使うことが大事なSNSだ。自分が働いている業界や職種、あるいは興味のある業界の人々を検索してフォローする。フォロー返しをしてくれたりする人もいるだろう。まめにつぶやいたり、自分のブログの記事を書いたら紹介してみよう。そのうち何かのきっかけで交流が生まれることもある。

このようなソーシャルネットワーキングは、転職をしようといって始めるのではすでに遅い。日常的に使っている中で徐々に出来上がってくるものなので、あらかじめアカウントを作って定期的に自分の情報をアップデートするようにしよう。

 

このように、一口に”知り合い”と言っても、知り合いになる方法はこれだけ多くある。

大切なことは、ひとつでも多くの方法でアプローチしてみることだ。

また、逆にそのような人を見かけた場合は、自分が積極的に仲介してあげよう。人は親切を受けたら、その人のことは忘れないものだ。将来遠くから思いがけないことで恩返しが待っているかもしれない。



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