価値観にもとづいたキャリアのゴールを設定する方法|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

キャリアのゴールを設定する

キャリア形成にあたり一番大切なことは、まず自分が10年後、20年後どうなっていたいかというゴールを設定することだ。

これには、自分の価値観を再度見直し、プロセスが含まれるため、なるべく人生の早い段階で初めて、その都度見直していくようなものにしたい。

実際にキャリアを考えるにあたり、方法はたくさんあるので、どれが正解とは言えないが、ここではいくつか紹介したいと思う。

 

自分自身の価値観を見極める

さて、価値観とはなんだろうか。あらためて見てみたい。

価値観(かちかん、英:sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。Wikipediaより抜粋

あなたにとって、キャリアを通して実現したい大切なことは何だろうか?

本サイトの読者のあなたは、そもそも外資系企業やグローバルに働きたい人だと思うので、「英語を使ってグローバルに仕事がしたい」という価値観は前提で、それ以外の職能について考えていこうと思う。

価値観を考えるにあたり、何通りが方法がある。




自分が好きなことはなんだろうか?

キャリアを考えるにあたり、世間一般的な評価や、業界の評判をもとに考えることはあまりおすすめできない。例えば金融業界では20代や30代前半で数千万円稼ぐことも可能だが、お金自体が果たしてモチベーションとして継続するものかと自問してもらいたい。それよりも、「内発的なモチベーションがどこにあるのか?」を若い頃に徹底的に考えることにより、人生の早い段階で天職にめぐり合う可能性は大きい。そしてその分野を深掘りしていくようなキャリアプランが望ましい。

「自分が好きなことはなにか?」

まだ20代初期の頃に、キャリアを考える際にはこれくらい気軽なものでいいと思う。できれば無償でもやってしまうこと。小さいころからずっとづつけていること。など自分の欲望とは関係なくやってしまうようなことが望ましい。また、人があまり好きでないことで自分はなぜかすごく好きなことはないだろうか?

一般的に、自分が好きなことは、時間を忘れて没頭してしまうようなことであり、自分が一番エネルギーを出せる分野のことである。

 

キャリアというのは、世の中にニーズがあるからこそ成り立つのであって、それがそもそも誰も必要としていないのであれば難しいかもしれない。

好きなことを、スキルに置き換えてみて考えよると、次のうちのどれかにあてはまらないだろうか。

 

  • 人と話すことが好き
  • 人をお世話することが好き
  • 人に教えることが好き

これらは、営業や接客、特に人をお世話するのが好きな人は、接客やホスピタリティ関連の業種などがあっているかもしれない。

また、教えることが好きな人はコンサルタントや教師という選択肢もある。

 

  • 企画することが好き
  • 何かを作ることが好き

これは、クリエイティブ向きの人に多い傾向だ。人を喜ばすイベントを企画したり、マーケティングの上流の企画などに適正があるといえる。

 

  • 計算(数学)が好き
  • 分析が好き

分析が好きな人は、ビッグデータなどを扱うマーケティングの分析サイドに適正があるかもしれない。

また、計算が好きな人は経理やアカウンティング関連の職種に興味はないだろうか。

 

  • 難解な問題を考えることが好き
  • 未知なることの正体が知りたい

これらのタイプは、一概には言えないが、研究職タイプやマーケティングタイプとも言える。問題解決を人のためにしたい場合はコンサルタントでも行けるだろう。

 

以上は、一例だが参考にしてもらいたい。

 

インターンシップやアルバイトなどでとにかく経験してみる

好きなことを考えても分からないという人も多くいる。そこで、そのような人には若いうちにとにかく色んなことを経験してみることをお勧めしたい。若いうちから小さく経験をしておくことにより、将来的に興味を持てそうなことが見つかる可能性は高い。特に学生の時点である程度経験をしておくというだけで、スタートラインが他の新卒入社の人とは違う。

経験する職種の中には、「二度とこんな仕事したくない。」というレベルのものもあるかもしれない。そのような職業は、自分が生涯やらない仕事リストに入れておこう。

 

キャリアのゴールを決めるのに完全な正解はないかもしれない

大切なことは、キャリア形成の若年期にはあまり完璧主義にならならないことだ。ある程度、この職種にチャレンジしたいというようなものがあれば、未経験であればまずは近いポジション(その職業が見渡せるようなポジション)から入ることも選択肢として考えよう。

まずは、日系企業で様々な職種をひととり経験した上で、ある職種に絞り、その後専門性を磨くために外資系に言ったという人も珍しくない。




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