あなただけにしかない専門性を作る方法|外資系虎の巻ー外資系企業転職の心得ー

キャリアの組み合わせ

外資系のマーケットでは、特にあなたにしかできないコアなスキルが求められる。そして、そのようなスキルはキャリアの中で意識して実に付けることができる。あなただけの専門性を作る方法を早い段階から意識して、5年後、10年後に他社と差別化できるものを身に付けよう。

あなただけにしかない専門性を作る方法

転職市場においてはあなたにしかできないスキルがあると重宝される。まずは現時点でのあなた自身の専門性を洗い出してみよう。職種というスペシャリティ以外にもあなたに日本語以外の言語ができるとすると、それはあなたの強みとなる1つのコアスキルだ。

あなたがB to Bに特化した営業マンだと仮定しよう。

B to Bに特化した営業マンというだけでは、他にライバルは5万といるので、この時点であなたの市場価値はそこまで高くない。

企業があなたを選ばないといけない理由はない。では、あなたが加えて中国語ができる営業マンだとするとどうだろうか?

中国語×営業ができる人材となる。中国のマーケットに売込みができる営業となる。こうなってくると、中国進出したい企業は「即戦力になりそうだ。」と考えるだろう。




3つ以上のスキルの掛けあわせが市場価値を上げる

さらに、もう1つ、「業界」という組み合わせの要素が追加されるとどうだろうか。

中国語×営業×エネルギー業外の経験 となると、非常にピンポイントで探している企業にとっては、喉から手が出るほど欲しい存在になるだろう。

つまり、「1.職種スキル × 2.言語スキル × 3.業界」という3つの組み合わせで、考えるとあなた自身の転職市場の価値は希少性が非常に上がってくる。

他にも、「1.職種スキル × 2.マネージメントスキル × 3.言語」という考え方もある。

会計×マネージメントスキル×言語 というような3つの掛け合わせになるが、このような人も外資系の転職市場での価値は高い。

2つの掛け合わせまでは、比較的ライバルがいると考えられるが、3つかけ合わせられる専門性があると、ライバルは非常に少なくなってくる。あなた自身の市場における希少価値が飛躍的にあがるのだ。

とくに、言語スキルは習得に時間がかかるが実につけたときのインパクトは大きい。日本のマーケットにおける母国語以外言語をビジネスレベルで使える人が非常に少ないからだ。

間違ってはいけないのが、職種スキルをいくつも身につけていくようなキャリア形成である。3年ごとに同じ会社内でジョブローテーションのような経験をしても外資系の転職市場で価値を上げることはできない。(外資系転職市場で尖ったキャリアを作る方法をご参照) それよりも、職種に関しては、1つの職種を深く突き詰めるほうが、市場価値は上がりやすい。

 

以上が、私がお勧めする自分自身の市場での強みを考える方法で、実際に多くの候補者を見てくる中で、このように3つ以上の専門性の掛けあわせができると転職の際に行き場所に困ることはない。むしろ、エージェントなんかは、ちょっと特殊なスキルを持っていると覚えてくれるので、長期的に様々なところから声がかかるので将来のキャリア形成を考える際の参考にしてもらいたい。




Leave A Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です